漏電遮断器取替工事 (接続不良による発火事例)


名古屋市南区の戸建住宅におきまして、漏電遮断器が異常発熱を起こし燃えて焦げてしまった漏電遮断器を取り換えました。


漏電遮断器 取替前


漏電遮断器がぶら下がっていますが、電力会社が臨時処置として取り付けた、電力会社所有の漏電遮断器です。



【漏電遮断器】
左が電力会社が取り付けていった漏電遮断器、真中が弊社が用意した新品の漏電遮断器です。右側は焦げてしまった古い漏電遮断器です。


工事中


発熱による発火予防のため、分電盤内で取り換えられる電線をすべて新しくし、接続ねじが緩んでいないか増し締め検査を行いました。



分電盤内工事完了



分電盤のカバーを取り付けて全て完了です。



今回の故障原因は、経年劣化によりブレーカーのねじ接続部分が緩み、そこに電気抵抗が発生し発熱したことによる焼損です。

発見が遅くなった場合は火災となります。漏電によるものではございません。接続不良による発火です。
住宅など電力会社と直接契約している場合は、故障による停電などを受け付ける緊急窓口や電話対応がございますし、契約サービスとしてやってくれる場合が多いので利用すると便利です。今回のように完全には直してはもらえませんが、ある程度安心して使用できる状態にしてもらえます。その後、弊社のような電気工事店にご連絡ください。

電力会社に臨時で取り付けてもらった機器は、その時に渡された書類と共に返却する必要がありますのでご注意ください。

この度はご依頼いただきありがとうございました。