集合住宅(マンション、アパート)の契約ブレーカーの取替 契約料金のコストダウン
愛知県内の公共集合住宅にて共用部の動力契約の見直しとして契約ブレーカーを電子ブレーカーに取替ました。
契約容量を低くして契約料金を下げてコストダウンをしました。
下の画像は施工前です。
既契約は75Aの26Kw契約で契約料金はおよそ28,000円程度(月額)となります。

続いて工事施工中の画像となります。


最後は施工完了後の画像となります。
新契約容量は12Aの4Kw契約。契約料金はおよそ4,500円程度(月額)となります。
使用電力量に変化はありませんがブレーカーを取り替えるだけで月々の契約料金が下がります。
理由は既設のブレーカーは電流による熱で中のコイルが反応しトリップしますが、電子ブレーカーは電子制御のため設定された電流値と設定時間によりトリップします。
ブレーカーのトリップには法律的な規制がありますので適当に決められたものではありませんが熱による反応はどうしても蓄積された熱量により早く飛んでしまったりします。
電気ブレーカーは性能が良いのでそういったことは無く設定された電流値によりトリップするため既設のブレーカーよりも大幅に小さな電流設定が可能で有、また1Aごとに電流が決められるので電気契約容量の削減が可能となります。
ただし電子ブレーカーは性能が良いため高額となりますので初期導入費用が高くなります。
しかし月額の契約料金が少なくなります。
イニシャルコストとランニングコストのバランスにより導入するかしないかを決める事が大事です。
電子ブレーカーはこのほかにも高圧から低圧に切り替える際にも有効に活用できます。
低圧でも高圧でも事前にどのぐらいの電気容量を使っているか電流計で長時間連続して計測して設定電流値を決めると良いです。
